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鷺沼教会月刊誌 Communio (コムニオ 一致)

2002年7月号
 

堅信の秘跡

助任司祭 丸岡 秀世

 7月7日は梅村司教様がおいでになられ、堅信の秘跡を授けてくださいます。受堅者の方々にとっても、また鷺沼教会共同体にとっても、とても大きなお恵みの日となります。

 堅信式といいますと、私にとっては50数年前のことになります。準備の勉強のことは詳しくは憶えていませんが、洗礼を受けて数ヶ月後のことでした。堅振(堅信)の秘跡は、洗礼を受けて信者としてはまだヨチヨチ歩きの状態から、一人前の信仰者として、悪との戦いのためのキリストの兵士となる恵みと力を、聖霊が与えてくださる秘跡であると教えられたことが、今でも頭に残っています。教区長様がいらっしゃって授けてくださり、ラテン語で「パクス テークム(主の平和)」と言われて、軽く頬を叩かれたのを憶えています。(これは、信仰のために侮辱を耐えることを意味していました。)

 この秘跡は司教様が授けられる秘跡であって、司祭は特別な時にだけ授けることができると教えられました。現在は、成人の洗礼の場合、洗礼のあとに続けて堅信、聖体と同時に授けられます。このことは、洗礼、堅信、聖体は入信の秘跡として一体性が強調されるためです。

 洗礼と堅信は、秘跡としては別個のものとして制定され、通常、司教様が授けることになっていますが、洗礼の時に授けられる堅信は、司祭が授けることができることになっています。

 新教会法典879条には、『堅信の秘跡は霊印をしるすものであり、受洗者はこれによって、キリスト教入信の道を進み、聖霊の賜物を豊かに受け、教会にいっそう完全に結ばれる。かつこの秘跡は、受洗者を強め、ことばと行いによって、キリストの証人となり、信仰を広め、かつ擁護するよう、いっそう固く義務づける。』と記されています。

 堅信の秘跡は、司教様の按手と塗油によって授与されます。堅信は第二の聖霊降臨と言われ、新教会法典879条が示すように、聖霊はこれらの内容をすべて満たしてくださいます。

 私たちの信仰生活のすべては、聖霊によって導かれ、照らされ、助けられています。そしてまた、信仰に入る前から導かれていたのです。信仰に生きることは、とりもなおさず愛に生きることであり、愛は、聖父と聖子の相互の愛である聖霊にほかなりません。

 堅信は成長に力を与え、堅信を受けた信仰者は自己と共同体の成長を促すことに、絶えず挑戦していかなければなりません。一生に唯一回だけ授けられる秘跡であっても、その効能は永遠であります。したがって、何年前、何十年前に受けたにしても、今もこれからも聖霊に生かされ、導かれ、助けられている豊かな恵みに感謝しながら生きるようにしたいものです。


※ 画像 : 鷺沼教会聖堂のステンドグラス「堅信」

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