カトリック鷺沼教会 タイトル
TOP PAGE 教会案内 教会行事 お知らせ メルマガ
今週の糧 月刊誌 コムニオ 初めての教会 リンク集

鷺沼教会月刊誌 Communio (コムニオ 一致)

2002年10月号


福音宣教に取り組む私たちが、
聖フランシスコ・ザビエルの取り次ぎによって、
新しく沖に漕ぎ出すことができますように。

主任司祭 山野内 公司

大浦天主堂 宣教の月にあたる10月は、私たちキリスト者が宣教者であることを思いおこし、言葉と行いをもってイエズス様の福音を伝える使命を新たにする機会です。
 この宣教者の精神を新たにする呼びかけは、現在、共同宣教司牧に取り組み始めた横浜教区に所属している教会として、特別な響きがあると思います。教区として、司祭・修道者と信徒がひとつになって宣教することは、教会の刷新につながるのではないかと思います。

 日本の福音宣教の原点に目を向けると、聖フランシスコ・ザビエルの優れた宣教師としての姿が浮かび上がってきます。この月を通して少しでもこの聖人を知り、この聖人を導いた霊に触れ、その取り次ぎによって、私たちも自分が置かれている日常生活の中で、宣教の心を持って生きる恵みを願いたいと思います。

1. 聖フランシスコ・ザビエル

 フランシスコ・ザビエルは1506年、スペインとフランスの間にあるナバラという国の大金持ちの家に生まれました。その家はとても大きなもので、「ザビエルの城」と呼ばれていました。
 18歳になった時、ふるさとを離れてフランスに行き、パリ大学に入りました。そこで一生懸命勉強し、大変優秀な成績で卒業後、そのままパリ大学の先生になりました。この時、同じふるさとから来ていたイグナチオに出会ったのです。イグナチオはフランシスコ・ザビエルに言いました。「フランシスコ、あなたが、どんな成績をとっても、どんな素晴らしい先生になっても、どんなに大金持ちになっても、死ぬときには、なにひとつ持っていくことはできないのです。神様は、人間が死んだ後、いつまでも生きることが出来る世界を用意してくださいました。その世界に入るには、今、神様の心をよく知らなければなりません。なくなってしまうものを大切にする人ではなく、決してなくならない、神様とイエズス様の心を大切にする人になりましょう。」
 フランシスコは、このイグナチオの言葉を何日も考え続けました。一生懸命お祈りし、最後に決心しました。「私は人々からほめられることではなく、神さまからほめられることをしよう。」
 31歳の時フランシスコは神父になりました。そして、イグナチオに励まされ、神様のことを伝えるために、インドに向って出発しました。そこで5年間、神様のことを一生懸命述べ伝えました。
 ある日、彼はアンジロウという日本人に出会いました。フランシスコはアンジロウから日本のことをいろいろ教えられ、どうしても日本に行きたいと思うようになりました。これこそ神の導きと信じ、出発の時を待っていました。
 そして、ついに1549年4月15日、アンジロウと他のふたりの日本人とともにインドを出発し、同じ年の8月15日、アンジロウの故郷、鹿児島に着きました。こうして、初めて、イエズス様の教えが、私たちの日本に伝えられたのです。

2. 沖に漕ぎ出しなさい。広い海へ、深い水へ。

 ルカ5・4に「沖に漕ぎ出し、網をおろしなしい。」とイエズス様がペトロに言う場面があります。このことばをもって、教皇ヨハネ・パウロ二世は大聖年の数々のお祝の実りや希望を集め、そしてそれをつぎのように再びうちだされました。「新しい千年期は、キリストの助けに信頼して冒険するようにと、大海原のように教会の目の前に広がっています。私たち自身が彼の道具となるための大きな心を持たなければなりません。」
 「沖に漕ぎ出す」・・・沖とは、まだ福音の光に十分に照らされていない現実を意味しています。そして、沖に漕ぎ出すためには自分の中に優先事項を定める必要があります。それは、再度キリストから出発すること、聖性を日々の理想・目標とすること、祈りを学ぶこと、典礼(ミサ)を生きること、キリストが復活されたという真理を基本的事実として受け入れること、そして、許しの秘跡です。
 「網をおろしなさい」・・・網を広く深くおろすためには、いくつかの他の信念も必要です。神様は私たちの協力を求めています。しかし、キリストにつながっていなければ私たちは何ひとつできません。聖性の力、すなわち常に神様に近づくこと、また、交わりの霊性、すなわち兄弟姉妹を神の愛のうちに受け入れること、常に質を重視することが重要であると思います。

3. 宣教者であるマリア

 宣教することはイエズス様を与えることです。マリア様は神の計画を受け入れたことによって、イエズス様を私たちにもたらしてくださいました。マリア様は、使徒たちとあらゆる時代の宣教者たちにとって、光り導く星です。
 10月はロザリオの祈りを通して、マリア様の視点から救いの神秘に触れる特別な期間です。今年は祈りの輪のロザリオ、夕方7時のロザリオ、また週1回、家庭においてのロザリオを行っていきたいと思っています。

4. 終わりに

 10月という月を通して与えられたヒント、すなわち啓示を通して、自分の身近なところ―家庭・職場・教会―で、ひとりひとりが小さな宣教師として、言葉と行いをもって使命を果たすことができるように、マリア様と聖フランシスコ・ザビエルの取り次ぎを願いましょう。


△ このページのトップへ戻る


TOP | 教会案内 | 教会行事 | お知らせ | メルマガ | 今週の糧 | Communio | 初めての教会 | LINKS
Copyright © カトリック鷺沼教会 All rights reserved.
カトリック鷺沼教会公式サイト http://home.a06.itscom.net/catholic/