新年おめでとうございます
主任司祭 山野内 公司 |
降誕祭の光、火に照らされ、包まれて、神様が与えて下さった新しい年を迎えることができました。皆さんもきっと、新しい気持ち、あたたまった心で新しい年を始められたことと思います。 今年、鷺沼教会共同体として、30分の聖体礼拝をもって元旦のミサを捧げました。昨年の10月に教皇様が宣言されたご聖体の年をより深く理解するだけではなく、日常生活の中で、この秘跡に秘められた神秘を、真の意味で活かしていきたいと思っています。
1.「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」(ルカ9・12−17) この聖書の箇所を今年の歩みの道しるべにしていきたいと思います。 ルカ福音書によると;
- 大勢の人々が人里離れたところでイエス様の周りに集まっていました。
- 時間がたち、人々は疲れと飢えを感じました。
- この問題に対して、弟子たちは「人々を解散させて下さい」とイエス様に頼みました。それぞれが自分で問題を解決するようにと。
- イエス様は「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」とおっしゃいました。
- そして、イエス様は弟子たちがわずかと思っていた5つのパンと2匹の魚を手にとり、祝福し、裂いて、人々に配らせました。
- グループで座っていた人々は満腹するまで食べても余りました。人間関係、交わりがあるところには分かち合いもあり、満たされます。
今年は、教会共同体として、ご聖体の秘跡における交わりの神秘を、次の3つの側面を通して具体化していきたいと思っています。
- 秘跡の側面(ミサ)
皆さんはミサにいらした時、チボリウム(養う・食べさせる)という器にホスチアを入れます(拝領の時は他の方が入れたのをいただいています)。入れるホスチアは、自分が提供する5つのパンと2匹の魚です。すなわち、前回参加したミサから今に至る生活(行い、犠牲、祈り、奉仕、仕事、勉強、人のために割いた時間、病気、苦しみなど)のすべてを神様の手に渡し、良しとされ、裂かれて、そしていただいたものを、次の1週間に出会う人々に届けてあげる。このようにミサを生きるようになれば、交わりが深まり、広がっていきます。また、毎回のミサが新鮮なものになるでしょう。 - 奉仕の側面(助け合い・連帯)
家庭、職場、学校、教会などにある良いものを、恵みとしてありがたく受け入れ、また自分の一番良いものを提供すること(タレント、アイディア、計画、時間、仕事……役員など)。互いに協力し合い、助け合うこと。 - 物資的側面
昔はミサの奉納の時、野菜や卵や鶏などを捧げる習慣がありました。これらの捧げ物は、主任司祭が困っている人々に配っていました。現在はこの分かち合いをお金の形で行っています。
− ミサ献金 通常のミサでの献金。年に数回、特別に指定されているものもあります。これはその指定された目的のために送られます。
− 特別献金 クリスマス献金、四旬節の献金、必要性に応じての献金。
− 維持費 教会の司牧・宣教活動のため、また建物の維持・管理などのために、信徒が義務として月々納めるものです。教会維持費は、自分が所属している小教区のためだけではなく、信徒数の少ない小さい教会を助けるためでもあります。
2.聖体礼拝 聖櫃のイエス様を静かに礼拝する時間を設けることによって、ミサを通していただく恵みが実る……そう教皇様は教えていらっしゃいます。イエス様と一対一で会うこと、教会に来た時には、少しの時間でも小聖堂に行って、ご聖体のイエス様を訪問しましょう。
神様の現存が自分の中で活き活きすることによって、私たちは隣人の中の同じ神の現存に気づきます。それによって一人一人が兄弟・姉妹となり、お互いの交わりが深まり、広がっていきます。そのためには、私たちの心が、エマオの弟子たちのように、神様の言葉、神様の愛の火に包まれ、燃えなければなりません。 母であるマリア様が交わりに導いて下さいますように。
聖体の秘跡を深めるための参考書: 「主よ、一緒にお泊まりください Mane Nobiscum Domine」(教皇様の使徒的書簡) 「ミサ、神の愛の確認」(イシドロ・リバス神父著) 「愛されている者の生活」(ヘンリ・ナーウエン著) 「旅人の糧」(ドン・ボスコ社) |
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