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鷺沼教会月刊誌 Communio (コムニオ 一致)

2018年1月号
「ひらく」
サレジオ会司祭 谷 聡史神父
 

ドン・ボスコ 「ひらく」という言葉から聖書を繙くと、幾つかの箇所を見出すことができます。
 『門が開かれる』あるいは『開かれた門』の門は、使徒言行録では「信仰の門」という言葉で表されています。この門は異邦人(私たち)が信仰に入りやすい入口のことで、パウロはユダヤ人だけでなく、多種多様な人びとにイエスの教えが開かれていることを教会に報告しています。同じような意味で、第1コリント16章9節で用いられています。ここでは、宣教師パウロのために、『大きな門が開かれている』のです。そこには反対者もいるからと付け加えています。そこかしこに『信仰に至る門』が開かれています。昔も今もキリストの弟子である私たちは、それぞれの場所に派遣されているのです。すべてがうまくいくとは限りません。
 しかし教会は(あるいはキリストは)広く開かれています。さらに第2コリント2章12節では、『主によって私の為に門が開かれていました』とあり、この門が福音を伝える機会であることが暗示されています。信仰へのきっかけを作るのは、私ではなく主である神が開いてくださることが分かります。その指示、啓示に従って信仰への入り口を案内することができるのです。信仰に入る当事者にとっては、神に招かれたとか神に選ばれたという意識を持つにいたります。誰かがきっかけとなって、教会に足を踏み入れてきましたよね。

 ガラテヤの手紙4章2節以降では、「目を覚まして感謝を込め、ひたすら祈りなさい。同時に私たちのためにも祈ってください。『神がみ言葉の為に、門を開いてくださり、私たちがキリストの秘められた計画を語ることができるように』」と、パウロは語り、宣教活動の良き機会が神から与えられることを教えています。そのために、よく祈るように勧めているのです。
 ヨハネの黙示録3章7節以降では、
『聖なる方、真実な方、ダビデの鍵を持つ方、
この方が開けると、誰も閉じることなく、
閉じると、誰も開けることがない。
その方が言われる。「私はあなたの行いを知っている。見よ、私はあなたの前に門を開いておいた。誰もこれを閉じることはできない。」』
その門を開いたのは、主の言葉を守り、主と共に歩んだ報いとして与えられた恵みであることが示されています。そこに至るまでに、与えられた使命を果たすだけでなく、私たちは、目が不自由だった人びとと同じように、「主よ、私の目を開いてください」と願い、キリストと出会う努力を積み重ねていくことが求められます。洗礼や堅信は、ゴールではありません。そこからがスタートです。
 マタイ福音書7章7節には、
『求めなさい。そうすれば、与えられる。
探しなさい。そうすれば、見出す。
門を叩きなさい。そうすれば、門は開かれる。
誰でも、求める者は受け、探す者は見つけ、門を叩く者には開かれる』
とあるように、自分自身の魂、心を磨き続けることが求められているのです。そのためには、神のみ言葉を聴くこと(聖書を読むこと)、教会の教えを聴くこと(教皇庁からの公文書を読むこと)、静かに祈ること、教会のミサに参加し信徒との交わりに参加しながら、信仰を深めていく努力を積み重ねていくことが求められます。さらに、定期的に「ゆるしの秘跡」を受けて、キリストの弟子として歩み続けて行けるよう勧められています。
 今の時代、様々な事情で色んなことを怠ってしまいがちですが、神のみ言葉を聴くこと(聖書を読むこと、祈ること)を第一に考えて、自分の信仰を育ててください。信仰は信じることだけでは足りません。キリスト教の信仰は『信じる』と『行動する(生きること)』が合わさって、初めて信仰といえるのです。
 マタイ福音書7章7節以降は、よく授業で取り上げています。

 ドン・ボスコのエピソードを引用します。金を持っていないドン・ボスコに大聖堂建設の命令が教皇様より下されます。今まででさえ、日々の糧に事欠く始末なのに、そこでドン・ボスコは祈ります。「聖堂の建築費が集まりますように」と。それだけではなく、そのために彼は精力的に働きます。各家庭を訪問して寄付を願い、宝くじ(ロータリー券)を発行して、資金集めもします。賞品は様々な国の王侯貴族や金持ちに手紙を書いて募集しています。そのような努力の甲斐あって、聖堂は完成しました。祈ると同時に、必要なことをしていく。あとは「人事を尽くして天命を待つ」気持ちで過ごすことです。歴代の多くの聖人たちが賞賛されているのは、『キリストのように』生きる努力をしたからです。
 サレジオ会のファミリーの一員である皆さんは、聖人への道に招かれています。
 新しい年を迎えた今、この年から自分の信仰を育てて聖人を目指してみませんか。
 皆様の上に、神の恵みと平安が豊かに注がれますように。アーメン。


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