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2011年12月23日 『モンゴルの教会と宣教』講演会のご報告 
11月30日、お勉強講座「教会史」の特別講座として、サレジアン・シスターズより現在宣教に携わっておられるシスター小島をお招きして、宣教先のモンゴルや宣教活動についてのお話を伺いました。(以下は、教会月刊誌『Communio』に寄せられた講演会報告文を許可を得て転載したものです。)
Sr.小島(サレジアンシスターズ)は、2年前からモンゴルで宣教活動をされています。当日はパワーポイントを駆使して、わかりやすくお話をして下さいました。そして最後に、モンゴル語で「わたしのお母さん」という題名の歌を披露して下さいました。この歌は「外国人がモンゴル語で歌うコンテスト」に出場して銀賞を受賞された曲だそうです。シスターの澄んだ歌声と美しいメロディーに大変癒されました。
- ◆ モンゴルの基本データ ◆
 正式名: モンゴル国(Mongolia) 面積:156万4,100平方km 人口: 約279万人(平均寿命は約63歳) 首都: ウランバートル 言語: モンゴル語(国家公用語)他 宗教: チベット仏教、プロテスタント、カトリック他 (外務省HP「モンゴル国」より)
- ◆ モンゴルの人びと・生活 ◆
モンゴルは、とても貧しい国です。生活形態は、大きく2つに分かれます。1つ目はゲルでの遊牧生活です。ゲルは、通りかかった誰もが自由に入って、ゆっくり休めるように鍵がありません。家主が出掛ける時は必ず、テーブルの上にお茶と食べ物を準備していきます。
2つ目は、首都ウランバートルでの定住生活です。現在人口の約半数がウランバートルで暮らしています。その中でも、アパート暮らしができる人たちと、お金がなくてゲルを町に持ち込んで生活している人たちがいます。今まで遊牧生活をしていた人たちが、町で仕事を見つけることは容易ではありません。ある親子は、大きな家の門番の仕事をした報酬を小麦粉で支払われたので、お金を持っていません。かろうじて雨風がしのげる家に住んで、服など必要なものはごみ山の中から探して生活しています。また、ウランバートルに移住する時に親に置いて行かれた子供たちもいます。モンゴルの冬は寒く、生きる為にマンホールの中で生活しています。
- ◆ モンゴルのカトリック教会・宣教 ◆
宗教に対して大変厳しい考えを持つ国で、教会の中でのみ、祈りや、宣教することが許されています。モンゴル教会には現在10の修道会が活動しています。サレジアンシスターズは6名で、日本人はSr.小島1人です。今、ヨゼフさんというモンゴル人で初めて司祭になるための勉強をしている方がいます。遊牧民の心が理解できるモンゴル人の司祭誕生の為、どうぞお祈り下さい。
司教様は、カトリックの一貫校を計画されています。現在、ウランバートルから40分ほど郊外に出たところに小学校を建設中です。来年2012年9月開校予定で担当はシスター方です。カトリック校とはいえ、教室に十字架を置いたり、宗教を教えたりはできませんが、マンホールチルドレンなど貧しい青少年達を救いたい一心で活動されています。
モンゴルは、夏は暑く、冬は−50度まで下がる地域があるくらい寒く、体調を崩してしまったために、心をモンゴルに残して帰国する宣教師もいらっしゃるそうです。小学校の建築はまだスタートしたばかりで、これからサレジアンシスターズの修道院も建てなければなりません。ご支援をよろしくお願い致します。
- ◆ 最後に ◆
- 「『もしドン・ボスコだったら、何をする?』と常に考えて行動しているの」と仰っていたシスターの言葉がとても印象に残りました。
モンゴル人は、転んで怪我をした時に「痛い!」と言わず、「私のお母さん!」と言うほど、お母さんを信頼し大切に思っているそうです。モンゴルの厳しい環境の中で、子供たちを救うことに全力を注いでいらっしゃるSr.小島は、力強くて暖かいお母さんのようでした。ご活躍をお祈りしております。どうぞお体に気をつけて、いってらっしゃい!
- ◆ 写真集 ◆(クリックすると別ウィンドウに大きな画像が表示されます)
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| モンゴルのスモーキーマウンテン(ごみ山)の近くで生活をしている人々 |
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| マンホールチルドレン――狭くて不衛生な所で生活しています |
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| モンゴルでのSr.小島 |
 とても寒くて、息を吸った時に空中の水分が鼻に入り凍ってしまうので、目以外は布で覆っています |  |  |
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