“一般のシンボル”の場合の見た目サイズ

CADシンボル基準では、図面の縮尺と図形の見た目サイズの関係は次のように示されています。

例えば、
1.平面図用器具シンボル 1.5配管(配管符号) 管の立上り・分岐
名  称 実寸 1/100 1/200
(1/100×0.8倍)
1/50
(1/100×1.25倍)
備  考
管の立上り・分岐   右側は排水用

空気調和・衛生工学会規格 空気調和・衛生設備CADシンボル基準 HASS011-2001 より引用

このような“一般のシンボル”では、縮尺別のシンボルの大きさは、1/100を基準にして縮尺に応じた倍率を、1/200では0.8倍、1/50では1.25倍としています。

このツールでは、上記の基準に準拠するように、縮尺ごとに図形の寸法を変更しています。
従いまして、シンボル図形を「データパレット」からその寸法を見た場合、上記の見た目上の倍率とは異なる寸法となっています。
排水用の立て管では、
 1/100の見た目サイズは "2.0mm" ですが、図形の寸法は "200mm"、
 1/200の見た目サイズは "1.6mm" ですが、図形の寸法は "320mm"、
 1/50の見た目サイズは "2.5mm" ですが、図形の寸法は "125mm" となります。

この倍率・寸法は作図時での縮尺であり寸法ですので、作図の途中で縮尺を変更すると、その前後で見た目サイズが異なる結果となります。作図途中での縮尺の変更はなさらないようにしてください。

また、1/100、1/200、1/50 以外の縮尺については、基準には何も示されていませんので、このツールでは、1/50以下の縮尺の時は基準の見た目サイズの1.25倍、1/50を超え1/200未満のときは基準の見た目サイズ、1/200以上の縮尺の時は基準の見た目サイズの0.8倍となるように、設定されています。

作図の単位は ”mm・ミリメートル” を前提にしています。
 ”mm・ミリメートル” 以外では、その単位のサイズで作図することになりますので、ご注意ください.。

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