上記基準に示されているシンボルを、VectorWorks の図形として作図する「プラグインツール」を作成しました。

上記基準での“シンボル”は、「定められた図形」のような意味で、VectorWorks　で言う【シンボル登録図形】とは当然異なります。

このツールでは、上記基準のシンボルは単なる図形として作成し、VectorWorks　のシンボルとしては、登録しません。

継手、配管付属品のような、“一般のシンボル”では、縮尺1/100を基準にして、その時の見た目サイズとして図形の寸法が示されています。詳しくは、こちら。

管種記号、ダクト記号のような、“文字のシンボル”では、縮尺に関係なく常に同じ見た目サイズで作図するように示されています。詳しくは、こちら。

“系統図用シンボル”では、縮尺1/1としてその時の見た目サイズとして図形の寸法が示されています。詳しくは、こちら。

複線ダクトのダクト断面記号のような、“クリック図形のシンボル”では、縮尺に関係なくツールでクリックした図形にシンボルを付け加えるようになっています。詳しくは、こちら。

屋内消火栓箱のような、”実寸のシンボル”では、縮尺に関係なく実寸に近い図形を作図するように示されています。

大型の機械器具等で、実寸で作図するように指示されているようなものについは、このツールとして作成していません。各機械器具メーカ提供の外形図データをご利用ください。

作成される図形には、VectorWorks の“クラス”が設定されています。詳しくは、こちら。

‘塗潰し’の図形は、面の色を使用しないで、直線を並べています。


基準では、１つの名称で複数の図形が示されているもの、同一の図形が複数の名称で示されているもの、等があり、それらを整理して次のように分類し、再構成しました。オリジナルのものを含む一方で、ツールとして作成されていないシンボル図形もあります。詳細は各ツールパレットを参照してください。

今回アップロードするのは、１．配管継手、２．配管弁類、３．空調記号、４．空調換気、８．配管ダクト共通　の部分で、これにより空気調和設備・換気設備のダクトと空調関係の配管が作図できると思われます。

その他のものは、次回以降のアップロードとなります。