“系統図用シンボル”の場合の見た目サイズ

CADシンボル基準では、図面の縮尺と図形の見た目サイズの関係は次のように示されています。

例えば、
3.系統図用シンボル 3.1 継 手 類  排水T
名  称 実寸 1/1 備  考
排水T   排水用継手

空気調和・衛生工学会規格 空気調和・衛生設備CADシンボル基準 HASS011-2001 より引用

このように“系統図用のシンボル”では、シンボル図形のサイズは、縮尺を1/1とし示されていて、他の縮尺については何も触れられていません。

これを“一般のシンボル”と同じように、上記のサイズを1/100の基準サイズとして、縮尺に応じた倍率を、1/200では0.8倍、1/50では1.25倍としています。

これで一般のシンボルと同じように扱うことができ、平面図用/系統図用の区別は必要ありません。
名  称 実寸 1/100 1/200
1/100×0.8倍)
1/50
1/100×1.25倍)
備考
排水T   排水用継手

このツールでは、上記の基準に準拠するように、縮尺ごとに図形の寸法を変更しています。
従いまして、シンボル図形を「データパレット」からその寸法を見た場合、上記の見た目上の倍率とは異なる寸法となっています。

この倍率・寸法は作図時での縮尺であり寸法ですので、作図の途中で縮尺を変更すると、その前後で見た目サイズが異なる結果となります。作図途中での縮尺の変更はなさらないようにしてください。

また、1/100、1/200、1/50 以外の縮尺については、基準には何も示されていませんので、このツールでは、1/50以下の縮尺の時は基準の見た目サイズの1.25倍、1/50を超え1/200未満のときは基準の見た目サイズ、1/200以上の縮尺の時は基準の見た目サイズの0.8倍となるように、設定されています。

作図の単位は ”mm・ミリメートル” を前提にしています。
 ”mm・ミリメートル” 以外では、その単位のサイズで作図することになりますので、ご注意ください.。

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